売場のノイズは、寝室のノイズと同じ
買い物に行って探している商品が見つからない時、購入意欲が下がってしまったことはありませんか?もしくは、掃除が行き届いていなかったり、商品が雑多に置かれていたりして、買い物に集中できなくなったことはありませんか?
お店では、お客様に快適かつ満足したお買い物をしていただけるよう、いつも店舗環境を整え、商品整理をしています。お客様に対して視覚的にアプローチすることと、自分の脳に視覚的にアプローチすることも、原理は同じです。
「寝る前のスマホ習慣を辞めたい」
そう思った時に私が見直したのは「寝室」でした。本来「休息」のための場所が、スマホという最強のノイズによって「情報の戦場」になっていたのです。
1. 【現状分析】なぜ「わかっているのに」やめられないのか?
やめられない原因は、意志の弱さではなく「物理的な環境」にありました。
枕元のスマホは「エンド陳列」だった
レジでお会計を待っている時に、買うつもりがなかったものを手にとってしまった経験はありませんか?レジ横の商品は、お客様の注意力を奪い「ついで買い」を誘発するために戦略的に陳列されています。
当時の私はスマホのアラームで起床しており、枕元でスマホを充電していました。この寝室の枕元のスマホは、いわば**『エンド陳列(最も目立つ棚)』**です。自分の意志とは無関係に、そこにあるから無意識に手にとってしまっていたのです。
エンド陳列:棚の端にある、最もお客様の目に留まるコーナーのこと
その結果、寝る直前まで情報のついで買いを強制され、脳の在庫(ワーキングメモリ)がいっぱいのまま閉店(就寝)時間を迎えていました。
ADHD特性による「過集中の罠」
ADHD傾向のある私は、一度興味のスイッチが入ると止まらない「過集中」の波があります。ショート動画のアルゴリズムは、私のような脳には刺激が強すぎました。脳が報酬を求めるドーパミンのサイクルにより、スワイプする手が止まりません。
Lumicoわかっているのに止まれない。それは意志の弱さではなく、脳が報酬を求めているサインなんです。
ベッドの中で光を顔面に浴び、気づけば1〜2時間。慢性的な睡眠不足で脳疲労は溜まり、目は充血し、自己肯定感は下がる一方でした。
2. 【VMD的解決】スマホの「陳列場所」を物理的に変える
意志の力で解決するのをやめ、売場のレイアウト変更(動線設計)を行いました。
- 充電器を「店外(隣の部屋)」へ移動 スマホの充電器を寝室から撤去し、ランドリールームを「スマホの定位置(在庫置き場)」に定めました。


【スマホの「物理的」な定位置】
私のスマホの定位置は、寝室から離れたランドリースペースです。
腰よりやや低い位置に設置することで、極力視界に入らないようにし、スマホの誘惑を最小限にしています。
あえてこの場所を選んだ理由は「動線」と「脳のインプット」にあります。 ランドリースペースは私にとって「洗濯物を片付ける」「アイロンをかける」という家事をする場所。リラックスする場所ではないため、ここへスマホを置きに行っても、無意識に手に取ることが激減しました。
帰宅したらワイヤレス充電器に「置くだけ」。 意志の力に頼らず、家事動線の中に「スマホのバックヤード」を作るのが、習慣化の最大のコツです。



寝室から離れた場所に作ったスマホの『定位置』。視界に入れないことが、意志の力を使わないコツです。
- 寝室の「ゾーニング」を再定義 「寝室は寝るためだけの場所」と脳に再学習させます。物理的にスマホを「触りにくい環境」にすることで、無意識の手伸びを防ぐ仕組みを作りました。アラームは隣の部屋に置いていても、静かな朝なら十分に聞こえる。それが新たな発見でした。
3. MYTREX アイマッサージャーの導入:これが最大の転換点でした
スマホというノイズを排除したあとの空いたスペースに、新しい「休息の主役」を迎えました。
アイマッサージャーを装着すると視界が完全に塞がれます。つまり、物理的に「スマホがいじれない状態」を強制的に作るのです。
これまで健康器具は買っても継続できないことが多く、こちらも最初は一日のどのタイミングで使ってよいのかわからずあまり使っていませんでした。



暇な時間はスマホばっかみてるんだから使えるわけないよね。


VMD目線で、寝室は「寝るためだけの場所」。 そのために必要なツールはアイマッサージャー。 そう定義して、定位置をヘッドボードに設定しました。
すると、これまで「いつ使えばいいかわからない」と放置気味だったのが、寝る前のルーティンに自然と組み込まれるようになったのです。



目元がじんわり温まりマッサージされる快感は、スマホから流れる情報の刺激とは比較にならないほど豊かです。外すのが間に合わないほど、自然に眠りに落ちる日が増えました。
就寝時だけでなく、起床時に使用するのもおすすめです!
朝、目は覚めたけどあと少しベッドの中にいたい。そんな時にオートモードやアイケアモードを使用します。心地よいBGMとほどよい刺激でマッサージが終わる頃には「今日もいい一日を過ごそう」と気分よく起きることができます。
結び:整った朝は、整った夜から始まる
寝室からスマホという「不採算なノイズ」を撤退させた結果、私の人生に変化が起きました。朝、SNSの通知に振り回されず、静かに一日を始められる。鏡の中の自分の顔色に、少しずつ自信が戻ってくる。
50代からの人生再設計は、何かを足すことではなく、まず「夜の棚卸し」から。 あなたも「寝室のVMD」、始めてみませんか?


現在の私の寝室。スマホを置かないことが、最高の快眠環境(VMD)です。
・・・猫が映り込んでしまった写真ですみません。




